36.反抗期はなかった
5月22日
読了時間: 2分
高校生の頃、
同級生が母親に向かって、
「クソババァ!うぜぇんだよ!死ね!」
などとボロカスに言っているのを聞き、
「親にそんな口を聞くなんて…」と、
驚きました。
いわゆる反抗期が私にはなかったのです。
今時はあまり反抗期がないイメージですけど、
私の若かりし頃は、
あちこちで反抗期が見受けられました。
母の障害は憎いし嫌いだったのですが、
母を嫌いだと思ったことは一度もありません。
また、
父に対しても、
もっとお金を稼いでくれたらいいのにとは思っていたけれど、
やはり父を嫌いと思ったことも一度もないです。
私の家族は、
父と母が話し、
私がそれを聞いているという関係性だったので、
私から話をすることは少なく、
思春期になって、
私が話をしなくてもそれはいつもと変わらない光景でした。
また、
両親とも私のすることに反対することもありませんでした。
新聞配達を始めたいと言えば「頑張れよ」、
バイトの給料で自分のものは自分で買っていたので、
おこずかいも親に頼ることはありませんでした。
子離れできない親のように、
親自身の思う通りにコントロールしたがることは一切なかったし、
口うるさく勉強しなさいということもなかったから、
私には反抗する理由がなかった。
もし反抗しても、
親を悲しませることになるから、
私にはそれをする勇気もなかった。
友達の親に対する言動は、
私から見れば痛々しくてとても不思議だったけれど、
大人になって子供とはそういうものだと知った時に、
自分の反抗期のなさに驚きました。
やりようのないエネルギーさえ内に隠した
これはなかったことにしよう
これはなかったことにしよう
いつだって揺らがない自分を作るために
