32.高校入学と後悔
高校に入ったら中学との違いに戸惑いました。
工業高校だったので授業は専門分野。
教科書には知らない用語や計算式ばかり。
でも、
この分野に興味を持って、
ある程度の知識を持ってこの高校を選んだ同級生がたくさんいました。
なんとなく入った私とは大違い。
進路を間違えたと思いましたね。
高1の頃はクラスに友達はいませんでした。
異次元の会話についていけず、
教室に居場所はなく、
授業が始まっても終わっても、
ずっと机に突っ伏して寝たふりをしていました。
まだ救いだったのが、
中学の同級生が他のクラスにいたので、
一緒に登下校していたこと。
中学では1日も休まず皆勤賞をもらった私が、
朝からゲームセンターで時間を潰したり、
サボることも増えていきました。
そして、
小さな希望だった『ゲームプログラマーになりたい』
という思いも早々に散りました。
当時は、まだWindows'95の出る前で、
パソコンは汎用的ではなく、
FORTRANやC言語といったプログラミング言語をしっかり覚えなければ、
演算処理ができませんでした。
テレビゲームも表向きは簡単に見えますけど、
緻密なプログラムが裏に隠れています。
私はそんなことすら知らなかったので、
自分の思っていた世界とは違う場所に来てしまったと思い、
勉強する気にもなれませんでした。
それならばと思って入ったサッカー部も、
ダラダラしていてまともな練習もしない、
人間関係も反りが合わずに3ヶ月で辞めてしまい、
それからは高校を辞めることをずっと考えていました。
そのうち2年生に進級して、
友達も少しできましたけど、
学校にはなんとか行っているような状態でした。
ただ、
テストだけはとても簡単で、
この時は不正もせず100点を取ったりして、
要領の良さは続いていました。
そしてその頃から、
音楽にのめり込むようになりました。
90年代はカラオケの登場とともに、
ポップスと呼ばれる音楽が一大ムーブメントを巻き起こしていた頃で、
学校の帰りにCDレンタルショップに行ったり、
友達とカラオケに行ったりしました。
高2の冬に、
中学の同級生を誘って、
YAMAHAでエレキギターとボーカルのレッスンに通い始めました。
フェルナンデスの白いエレキギターを買って、
最初に練習したのはXの「WEEK END」。
同級生がセレクトしたんですけど、
私にはハードルが高くて、
ギターは半年で辞めてしまいました。
ただ、
ボーカルのレッスンはずっと続けて、
その後東京に行く23歳まで約7年通いました。
高校生活は後悔から始まり、
その後、
音楽と出会ったことで少し前向きになりました。
すみません間違えました
これ取り替えてもらえますか?
え?新品じゃないと取り替えられない?
困ったな…
結構高かったんだよな
でも使い道ないし
持ってても仕方ないよな…
「どうした?」
いや実は…
ああそれならおまえの場合は
こうやって使うんだよ
え?
あれ?
ほんとだ
そう使えばよかったのか
おまえ
そんなことも知らないでこれ買ったの?
まあな
なんか見た目がよくてさ
これとてもいいやつだぞ
また何かわからなかったら聞いてくれよ
おうサンキュ
持つべきものは友だな
