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56.夫婦漫才

5月27日
読了時間: 2分

私にとって、

母に「元気」や「健康」というイメージは全くありません。


いつも布団に横になっていて、

毎日を必死に生きている。


ラジオが親友で、

ストイックで自分に厳しいというイメージです。


ただ、

冗談はよく言う人で、

母と父の会話は夫婦漫才のようだと妻は言います。


父はボケているつもりはなく、

大真面目なのですが、

いつも一つ抜けていて、

大抵は食事のことで漫才が始まるんです。


母がこれとこれは入れてねと言った

野菜が入ってなかったり、

調味料が一味足りなかったり。


母は晩年こそ料理をあまりしなくなったけれど、

僕が子供の頃は作っていました。


いつも目分量だけど、

調味料は必ず少なく入れて、

味が薄ければ調味料を足すことをしていました。


だから大雑把な父とは正反対なんです。


父を擁護するとすれば、

父は小さい頃の怪我が原因で、

味覚が少しおかしいらしい。


味がなかなか整わないのも仕方ないのでしょう。


といっても、

父は目が見えるので、

計量スプーンを使えばいいだけなのですが。


もう少し学んでもいいと思いますが、

性格なんでしょうね。


我流を変えるつもりはなく、

毎回何かしら足りないというボケをかまし続けています。


母の望む味になるのは本当に稀で、

わざとやっているなら父は天才です。


でも、

父に抜けたところがあることが、

夫婦仲良くやっている理由の一つだと思っています。


ツッコミどころ満載なほうが会話が生まれるわけですから。


きっと、夫婦だけでなく、

親子や恋人、仕事の人間関係もそうですが、

それぞれに役割があって、

相手とはどんなバランス関係になっていて、

そこから何を学ぶのか。


なぜその人と時間を過ごしているのかを俯瞰してみると、

人生は課題と学びの連続なんだと思います。



対話するほど仲がいい

失敗を笑い話にできるほど仲がいい

信じきれる相手とめぐり逢ったことこそ

素晴らしい人生であり

運命なのかもしれない

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