50.やりたいことをやればいい
父も母も、
私がやることに反対したことは一度もなかったと思います。
あーしろこーしろもなかったですし、
強制されて何かをしたことはありません。
私を信じ切ってくれていたことが、
自立心を育てたのかなとも思います。
本当にありがたかったなと感謝しています。
小学4年生の時、
テレビで見た『六三四の剣』に影響されて、
剣道を始めたものの1 年くらいで行かなくなり、
母からは防具が高かったのにとチクチク言われたけれど、
ヒーローごっこの延長みたいなものだったから目標もありませんでした。
剣道が上手くなりたいとか、
大会で優勝するとか、
勝つために練習するという発想すらなかった。
楽していかに勝てるか。
なんでも器用にこなすタイプだったので、
それなりにしかならないわけです。
面白さや楽しさを知る前にやめてしまいました。
当時は子供も多かったので、
クラブ側も一人一人の面倒を見ることはなかったですから。
また、中学3年の頃には、
塾に行きたいと思うようになり、
行かせてくれました。
勉強ができるようになりたいという思いはありましたが、
どちらかといえば友達がしていることを自分もしたい。
塾に行っていると頭も良くなるという勘違いもしていたので、
当然テストの点がよくなることはなかったし、
努力もしなかった。
結局そんなにモチベーションが続くわけもなく、
すぐに辞めてしまいました。
とにかく短絡的で、
継続は力になることを知らない子供でした。
それから20歳の時に、
新聞広告で見つけた音楽の専門学校の体験入学に行きました。
とても楽しかったけれど、
学費もそれなりにかかるので無理だろうなと思っていたんです。
ダメ元で両親に言ってみたら、
「おまえがやりたいことがあるならやればいい」と行かせてくれました。
母が大事に貯めていた障害者年金を出してくれて、
本当にありがたかった。
ほとんどが中途半端に終わったことを考えると申し訳なかったけど、
感謝しかありません。
練習はどう?
試合はどうだった?
勉強はどう?
どんなことが楽しい?
そうか
いろいろなこと体験して
いろいろなことを考えるようになったんだね
成長してるね
お父さんもお母さんも嬉しいよ
