46.母の居場所
仕事が冬休みに入ったので、
実家へ帰省し、
両親には離婚するかもと伝えました。
ふと私は、
母に彼女の気になった行動について話をしました。
彼女は遅くまで勉強していたので、
私は疲れていると思い、
食器を洗ったり、
洗濯物をたたんだり家事をしてました。
その度に彼女は怒った口調で、
「私がやるから置いておいて!」と言ったのです。
私は「いいよ。疲れているんだから俺がやるよ」
と言ってさっさと片付けてしまった。
母はその話を聞いて、
「それはおまえが悪い。
お母さんも透析の日は体がえらくて(辛くて)、
食べ終わってすぐには動けんし、
洗うことはできん。
でも洗いたくないわけじゃない。
置いといてくれればいい。
でもお父さんが俺がやったほうが早いし助かるでしょと言って、
ちゃっちゃっと洗っちゃう。
そうすると自分のやることを取り上げられたようで悲しくなる」
と教えてくれました。
私がお金を稼いで自分は勉強という立場に心苦しさがあったかもしれません。
もちろん夫婦なので、
そんなことは気にしなくてもいいのですが、
おそらく私が彼女に対して感謝が足りなかったんだと思います。
どこかで食べさせてやっているという雰囲気があったのかもしれません。
私は母の話を聞いて、
彼女も家で自分の役割をちゃんと果たしたいんだと思いました。
それを奪ってしまったら居場所がひとつなくなってしまう。
こうした家庭内での役割は、
自然と作られることが多いと思います。
家庭が安定しているときには問題ないですけど、
環境の変化などによって、
何か役割が変わっていたり、
居場所がなくなっていたりしないかを
確認する大切さを肝に命じた一件でした。
私の仕事
あなたの仕事
気にはかけても奪っちゃいけない
任せきれないなら
隠れている感情に気づかなきゃいけない
ただありがとうと感謝を伝えればよかったんだ
居場所がなくなったら出て行くしかないのだから
